論点 誤信して購入した場合とは?「動産・不動産の区別」

 

前提

試験問題に 「誤信して購入した」と書いてあったら

それは 善意無過失を意味する。

 

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たとえば

あなたが迫田から不動産を買う話になった、

登記所にいったら

誰でも登記簿見れる、

対象不動産の登記簿の名義人を見たら

迫田って書いてた、

だから、

「現在の所有者は迫田で間違いない 」

と信じていいのか?

 

仮に

迫田が 偽物所有者であり登記名義人であり

アカの他人が、真の所有者でも

不動産はあなたの所有になるのか?

そうゆう論点があるんです。

 

答え

 

登記に書いてる ニセ名義人を信じて取引しても不動産を取得できない

ただし、

真の所有者の放置タイマン、過失があった場合は異なる。

(具体例

親父の不動産を 息子が勝手に書類偽造して 名義を息子に変えてた、

それを親父は知ってたけど放置した場合)

 

これが不動産の誤信購入の場合の話

 

問題は

不動産でなく、動産取引の場合

 

自転車を迫田が持ってた、

あなたがそれを信じて(善意無過失で )買った、

結果、その自転車はアカの他人のものだった、

 

としても

自転車はあなたのものになります、

それが即時取得というモノサシです。

 

「迫田が目の前で 自転車を持ってたんだ、

だから 俺は金払ったんだよ それで自転車が俺のもんにならないのはオカシイだろ?」

もっともだ!

 

だから 動産取引に関しては

見た目を重視してもいいってことなんです。

こうゆうのを外観法理っていいます

外観を重視して モノサシ使って、結果を決めるって考え方です。

 

 

考察

 

通謀虚偽表示の 第三者が善意であるだけで 保護されるのも外観法理です。

第三者は 過失や登記のあるなしに関係なく 善意だけで保護される

なんで?

これは 通謀虚偽表示した人間二人、 偽物の外観を作り出した人間が 相当悪質と考えてるから。

「Aが実質は 財産逃がすために 不動産名義をBに変えただけで Aに売る気はなかったとしても

Bと取引したCからしたら そんな事情知らないのがふつうだよね? 」

その筋を通す。

 

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このように

民法では 外観法理っていう考え方が いろんなところで使われてます。

また使うことになるので覚えてください。

 

おしまい

寺本考志